<本記事は、2012年のブログから再投稿しています>

英語学習開始後、まずは単語を覚えなければ何もできません。地道な作業ですが避けては通れないので、最初は一日一時間程度の時間を使って取り組まれることをお勧めします。教材は、TOEICを受ける方であれば関連したものを使うのが効率的です。大事なのは、一冊を何度も繰り返し使うことです。

単語だけ覚えるか?例文まで覚えるか?音読するか?については、3つに切り分けるのが効率的です。

1.一目見て意味のわかる単語は見るだけ
2.自信のない単語は例文を音読
3.初めて見た単語は単語と例文を音読
例文まで暗記すると非効率なので、意味を一度でも覚えたと思えば次に進みます。
見開き2ページを一度でも全単語正解できたら次に進み、一章終わったら一章分をざって目で追い、怪しいところだけ音読して、頭に刷り込ます。そしてまた次に進みます。

ポイントは「今日覚えていればいい。明日忘れてもいい」という進め方です。明日も明後日も忘れないように見開き2ページを繰り返してから次に進むのではなく、とにかく早く一周を終わらせることを意識します。一周で完璧に覚えるのは難しく時間効率も悪いので、何周も繰り返して記憶を定着させるためです。
人の名前や顔は、芸能人を含めると何百人何千人と覚えていると思いますが、それは何度も繰り返し眺めているうちに覚えたはずです。英単語も同じように、何度も何度も見かけるうちに、深い記憶に残されていきます。記憶の層を何重にも重ねるイメージです。

単語の覚え方については、語呂合わせでもなんでも、自分にとってより短期間で大量に覚えられる方法を選んでください。方法にこだわるよりも、結果にこだわる方が得策です。この時期に、どれだけ大量の語彙を短期間で身につけられるかは、その後の英語学習の進み具合に影響します。

単語の覚え方でお勧めなのは、感情を込めて声に出す方法です。例えばbankruptcyなら暗めのトーンで、turn aroundなら明るいトーンで。イメージを印象づけて記憶に残りやすくなりますし、実際の英会話でも自然に使いやすくなります。
特に最初の頃は、「完璧でなくても、どんどん大量に覚える」ことを意識した方がいいです。最初は英単語を覚えるのは大変な作業ですが、ある一定の量を覚えた後は、新しく出会った単語でも覚えるのが早くなります。これは、大量にこなすことにより、英単語を覚える脳が作られるためだと感じます。

スペル(綴り)についても、完璧に覚えてから次に進む必要はありません。一応スペルの順番はチェックし、その日だけ覚える。明日には忘れる。それを何周もすると、スペルを間違った時、何か違和感があると気づくようになります。アルファベットの順番というより、画像で視覚的に認識するのに近いです。

英単語やイディオムを一番覚えて忘れなくしてくれる方法は、その語句を使って自分の身近なエピソードを含めた英作文をして、音読をすることです。ただ、これを全語彙でやると時間効率が悪いので、何度やっても覚えられない苦手な語句でやるのがお勧めです。

 

ウレシトークへのお問合せ・お申込みは、こちらから