<本記事は、2012年のブログから再投稿しています>

「いくら日本で英語を勉強しても、留学をしたり海外に住んで環境の全てを英語にしないと、英語を身につけるのは難しい」という意見があります。

確かに、たとえ1日のうちすごく頑張って5時間も勉強したとしても、睡眠時間を除いて残りの10時間以上を日本語で過ごしているとすぐ日本語脳に戻って英語を忘れてしまいそうですし、留学組は圧倒的に有利に見えてしまいます。

「でもなんとかならないかなぁ」と考えた僕は、お金もかけずに、生活の一部を英語環境に変えることに成功しました。

その方法とは、スマホ(iPhone)とパソコンの言語設定を英語モードにすること。
はい、たったそれだけです。

いたってシンプルですが、やり方は徹底しています。
具体的には、パソコンのTOPページをYahoo.com(URL http://www.yahoo.com/ )に設定し、Skypeの言語設定も英語にしています。
iPhoneも言語設定を英語にしていますので、アイコンも、設定画面も、Twitterのアプリも、全部英語表記になっています。
更に、iPhoneのスケジュール(カレンダー)に予定を書き込む時も、英語を使います。
僕はこれを1年以上続けています。

英語表記と言ってもほとんどが単語で、SettingsとかGeneralとかNotificationとか、英語学習の初期段階でも読めばわかる内容のものばかりですし、英語でスケジュールを書くと言っても、簡単な言葉で”Buy 1 pack of diapers at Matsukiyo”(マツキヨでオムツを1パック買う)のように書くだけです。
パソコンのTOPページをYahoo.comにしたからと言って、毎日その中の英語のページを読むわけではありません。

でもこれが、効果抜群なんです。
理由を説明しますね。

僕のように、英語学習以外でも暇さえあればiPhoneなどのスマホをいじっている人、多いですよね?
家に帰ってパソコンを使う人も、多いですよね?
つまり、今や生活の中でスマホやパソコンに触れる時間は非常に長いので、英語設定にするだけで、それらを使う度に無意識に英語を目にすることになります。

Yahoo.comをTOPページにすると、まず英語が目に飛び込んできます。
最初のうちは「う!英語!」と思って、すぐにYahoo Japanに切り替えても、徐々に見慣れてきて、そのうち「このニュース面白そうだな」と読みたくなってきます。

また、スケジュールを入力する場合、できるだけ素早く書き込む必要がありますので、「間違ってもいいからシンプルな英語を使う」ことを習慣にするのにもってこいです。
身の回りを可能な範囲で全て英語設定にすることは、大変な努力も必要なく、デメリットもないにもかかわらず、この小さな積み重ねで、確実に英語に慣れることができます。

iPhoneなどのスマホやパソコンをよく使う方は、ぜひ試してみてください。