<本記事は、2012年のブログから再投稿しています>

TOEICの問題集は、基本的には本番前の力試しとしてではなく、傾向をつかむために演習をする使い方をした方が結果につなげやすいです。

以下に、具体的な方法を書いていきます。

まず一度目は時間をきちんと計って全問解きます。リスニングも途中で止めたりせず45分通して聴き、その後続けて、リーディングもストップウォッチで75分計って解きます。
ここでコツがあります。解きながら、全くわからずに勘で答えた問題には×、迷ったり自信のない問題には△を付け、複数の選択肢で迷った場合はその選択肢にも印を付けておきます。
特にTOEICの問題を解き慣れていないうちは、自分が何を根拠にその選択肢を選んだのか、採点後だと忘れてしまうので、解答時に印を付けておくのがお勧めです。その後すぐ答え合わせをします。すぐやる理由は、記憶が残っているうちに採点をした方が、間違えた問題の分析と対処がしやすいためです。

一度目の採点では、点数よりも自分がどうして間違えたのかを理解することの方が重要です。正解したのはまぐれなのか本当にわかったからなのか、他の選択肢と迷った理由は何か等、解説を読みながら一つ一つ確認していきます。
採点が終わったら、間違えた問題だけを解きます。この時は、リスニングならわかるまで何回でも同じところを再生し、リーディングも時間を計らずわかるまで解きます。基準は、次に全く同じ問題が出たら正解できると思えるまで、です。

リスニングでもリーディングでも、解説をじっくり読んでも解答の根拠がわからない場合は、人に訊くのが早いです。
※私でよろしければ、時間が合えばお応えしますので、ご希望の方はご連絡くださいませ。

問題集一冊を何度もじっくりやる方法と、数冊をそこそこにやる方法とありますが、TOEICに慣れておらず、かつ英語学習の期間も短く、かつTOEIC受験までの期間が短い場合は、沢山の問題を解いた方が結果は出やすいです。できる限り多くの過去問に当たるという方法は、入試と同じですね。

中長期的には、一冊の問題集を徹底的にやり込む方法が有効になります。何度も繰り返すことにより、表面的な正解不正解の選択にとどまらず、英語の型やポイントまで深く身につけることになるためです。徹底的にやる場合は、音読やシャドーイングもして、出てきた語彙は全部記憶します。

問題集を解くにあたり、英語が全然聴き取れない場合は、聴く絶対量が足りていないので、毎日二時間以上聴くようにしてください。PART7を見て「うわっ」もなる場合は、英文を読む絶対量が足りていないので、毎日一問でも二問でもPART7を解くようにしてください。

尚、時間の使い方についてですが、英語学習の初期の段階では、通勤時間などの外ではリスニング、帰宅後にリーディングをした方が効率はいいです。リーディングは自力で読み進めなければいけないので、リスニングよりも多くの集中力を必要とするためです。慣れてくると、どちらでも大丈夫になります。

 

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