<本記事は、2012年のブログから再投稿しています>

40歳を目前にして、英語を話せるようになりたいと思ってしまった僕。
英会話スクールへの通学も検討して見学にも行きましたが、「週に一回だけ通っても話せるようにはならないだろうな」と考えて、週三回~毎日話せるオンライン英会話(レアジョブ)を選びました。

が、例えレアジョブで毎日50分レッスンをこなしても、それだけでは僕が想像する「英語を話せる」状態にはならないことに、レアジョブ開始直後に気づきました。
その理由は、自分の想像する「英語が話せる」は、「自分がふと感じたことや、物事に対する考え方を、苦労なく英語で口に出せる状態」でしたので、レッスン中に登場する表現だけでは不充分だと考えたためです。

そんな時、シーン別の表現集などを買ってきて勉強するのが一般的だと思うのですが、僕がよくやっていたのは「英語での独り言」です。

普段自分が口にしている日本語なんてパターンが限られているだろうから、それらを一つ一つ英語に直していけば、一通り表現できるようになると考えて始めたのですが、実際これはかなり効果的でした。

朝起きたら”I’m sleepy…but I should get up…otherwise I’ll be late…”と言ってみたり、駅に着いたら”I wonder whether I can catch the earlier train than usual.”と言ってみたり。

ポイントは3つあります。

・「 なるべく長めの独り言にする。一文が終わっても次の独り言を続ける」

・「表現がわからなかったら、必ずその場で調べて、次に使えるようにする。わからないまま放置しない」

・「口に出して言う。通勤中は大きな声は出せないでしょうが、小声でも口と舌を動かすようにする」
これらのポイントに沿って英語で独り言を続けるとストックが増えていきますし、全て自分から出てきた言葉ですので、英会話をする時にかなり話しやすくなります。
もつ一つお勧めなのが、家庭内英会話です。

結婚されていれば奥さんや旦那さん、お子さん、されていなければ恋人などに、英語で話しかけます。 相手は、英語を勉強していなくても大丈夫です。

ポイントは、たまに会う友達ではなく、毎日毎日言葉を交わす人とすることです。

普段の生活のどのタイミングでどんなことを言うかは大体決まっていて、相手は英語を知らなくても言いたいことがわかるからです。
そのため、家庭内で英会話をしても、意思疎通に支障はほとんど出ません。現に僕も、妻に英語で話しかけて、妻がそれに日本語で応えて、更に僕が英語で返して、ということをよくやっていました。

英語での独り言を繰り返せば、咄嗟の感情表現や何かに対する自分の考えを英語で言えるようになります。
一方、家庭内英会話では、日常生活での対話を、英語でできるようになります。
両方とも、自分自身の生活や性格に則したインプットが増えていくのが、一番のメリットです。

毎日受講できるオンライン英会話であっても、そこで練習をするというよりも、レッスン以外の時間に練習したことを試す練習試合のような場だと考えた方が、効果が出ます。
そのための素振りとして「英語での独り言」、キャッチボールとして「家庭内英会話」は、効果的かつ気軽にできるお勧めのアクションです。